散骨の費用はどのくらい？５つの散骨方法と値段相場

散骨にかかる費用はいくらなのでしょうか？57社の散骨業者を調査したところ、散骨場所や葬儀プランによって料金が大きく異なることがわかりました。

自分で散骨する場合の費用だけでなく、海・山・空それぞれの散骨業者の相場まで、「散骨とお金」について詳しくご紹介します。

個人で散骨するために必要な費用とは？

散骨業者に依頼するのではなく、「自分の手で散骨したい」と思うご遺族様も多いのではないでしょうか。実のところ、完全に個人で散骨する場合、費用は1円もかかりません。

さらに、お墓に納骨する前の遺骨であれば市役所などへの届け出や手続きも必要ありません。

しかし、散骨にはいくつかの準備が必要です。すべて自分で行う場合は以下のような点に注意が必要です。

散骨方法を間違えてしまうと法律に問われる危険さえあります。もしも、散骨の準備から実施まですべてを自分自身の手で行いたい場合は、事前に法律の専門家に相談しましょう。

散骨の準備は業者に任せて「自分の手でお骨を撒きたい！」という方は、海洋散骨の乗船ができるプランや粉骨サービスがおすすめです。

散骨する遺骨は2mm以下の粉末状にしなければなりません。この作業を「粉骨」と言います。

粉骨は、乳鉢と乳棒さえあれば誰でも出来ますが、大切な人の遺骨を2mm以下の粉末にする作業は体力だけでなく、精神的にも辛いでしょう。

そんなときは散骨業者に「粉骨だけ」をお願いしましょう。粉骨と散骨ともに業者に依頼する場合、粉骨にかかる費用は散骨料金に含まれていることがほとんどです。（※一部の業者は、粉骨を別料金としているので事前に確認しましょう。）

また、お墓から取り出した遺骨など、保存状態が悪い場合は遺骨の洗浄料や乾燥料を別途請求されることがあります。

項目	料金相場
遺骨の粉末化(粉骨)	28,800円
遺骨の洗浄・乾燥	10,300円

最も一般的な散骨場所は海です。海洋散骨にかかる費用は、依頼主が船に乗船するか・乗船しないかで大きく異なります。

散骨業者によっては以下のような追加料金が発生する場合があります。

基本料金でどこまで丁寧に供養してくれるのか？追加でかかる費用がないか？などは事前に確認した方が良いでしょう。

海以外の散骨場所として、山や陸地への散骨が思い浮かぶのではないでしょうか。山の散骨業者は、海洋散骨に比べてかなり少ないです。

山など陸地への散骨を業者に依頼する場合、場所の指定は出来ないと考えた方が良いでしょう。今回の調査では場所指定で陸地への依頼できる業者は見つかりませんでした。

山林散骨の料金相場	99,000円〜
樹木葬の料金相場	700,000円

山への散骨と似た供養として、樹木葬があります。一般的なお墓は墓石の下に遺骨を納めますが、樹木葬はその名の通り樹木の下に遺骨を納めます。

樹木葬は散骨ではなく埋葬となるため、都道府県や市区町村から許可された場所に埋める必要があます。散骨と比べて費用がかかるだけでなく、維持費がかかる場合も少なくありません。

空からの散骨は、ヘリコプターや大型風船を使う方法がありますが、いずれも海へ向けて遺骨を撒きます。

散骨場所	料金相場
空中からの散骨	346,500円〜
宇宙への散骨	495,000円〜

宇宙への散骨は、とてもロマンがありますが、全ての遺骨を撒くとなると100万円以上かかると考えた方が良いでしょう。

いかがでしたでしょうか？散骨供養の費用や相場を紹介させていただきました。

この記事をまとめると以下のようなことが分かりました。

是非、散骨業者を選ぶ際にお役立てください。

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